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きゅうはさまぜにたなごふくげんするかい

〜美土里ネットによる在来魚復元の記録とボランティア活動記録15〜


(ヤマユリ)

在来のタナゴをため池に放流

 平成23年8月中旬、水路から在来のタナゴ類を採取した際、改良区管内で二枚貝が生息しているため池に放流することにしました。転作大豆の葉が青々と繁っている頃です。

 放流によってタナゴ類が継続的に繁殖し定着するためには、ため池の規模や淡水魚の種類にもよりますが、直感的に最低50匹から100匹以上は放流しなければならないと思います。

大豆転作田
(改良区間内の大豆畑 大豆の葉が青々としています)

 採取した在来タナゴの数は少なかったので、観察後採取した場所へ戻すか、それとも淡水魚愛好家に託して繁殖させてもらうか、もしくは数は少なくとも放流するか迷いました。結果、危険分散をした上で、採取した在来タナゴ類(ヤリタナゴかマタナゴ)を放流してみることにしました。

 放流した時期は夏の終わり、放流したタナゴ類は春産卵のタナゴでしたので、上手くいっても、一冬超した後の春から夏にかけて繁殖することになります。数が少なければ少ないほど、来春まで生き延び、繁殖する確率は低くなります。

在来タナゴ
(ため池に放流した在来のタナゴ類)

 「あり得ないことはあり得ない」という事を、ゼニタナゴ復元活動や大震災などで、たくさん体験してきました。ほとんどが、ゼニタナゴ復元に負の影響を与える事ばかりでしたが。少なくとも、何もしなければ、何も起こりません。今回は、あり得ないということが、タナゴが繁殖する方向へ進む可能性を期待しました。

(平成24年08月07日更新)

台風15号で保管していた二枚貝が流されました

 平成23年9月21日の夜半から翌朝22日にかけて、宮城県付近を台風15号が通過しました。通過に伴い、豪雨が降り続き、普段はチョロチョロとしか流れない水路も、凄まじい量の濁流が流れ、ため池下の農業用マスに、ケースに入れて保管していた二枚貝を流されました。

ヨコハマシジラガイ
(採取して保管しておいた二枚貝[ヨコハマシジラガイ]の一部)

 ため池への放流用に、水質も考慮し、苦労してヨコハマシジラガイを採取し、保管していたのですが、全て流されてしまいました。この二枚貝は、タイリクバラタナゴの仔魚が抜ければ放流でき、春産卵の在来タナゴ類の産卵母貝にもできると考えていたので、残念でなりません。

水路を流れる濁流
(濁流が流れる農業用マス)

 多少の雨では流されないようにケースに重しを乗せていたのですが、今回の台風のような豪雨ではどうしようもありません。水中では浮力が働き石も軽くなります。

水路を流れる濁流
(濁流が流れる農業用マス)

 上流にある幾つものため池も、普段は澄んでいるのですが、今回は濁流が流れ込み濁ってしまいました。これによって、ため池が満水となり、勢いよく余水吐(よすいばけ)から水が流れていました。ため池の岸には、流木やゴミなどが流れ着いていました。集水域が広くないこの小さなため池でも、豪雨となればこのようになってしまうのかと驚きました。


(台風で濁流が流れ込んだため池)

水路を流れる濁流
(濁流の流れる土水路)

 二枚貝のマツカサガイは再度採取するとして、ため池直下の短い土水路に生息しているはずのトウホクサンショウウオやイモリなどの両生類は、どこかへ移動して無事であること、また、ため池へ放流したタナゴ類も、下流へ流されること無く、生き延びているのを祈るのみです。


(平成24年08月17日)

改良区管内の幹線排水路の二枚貝を救出

 平成23年3月11日に起きた東北太平洋沖大地震により、沿岸部では津波により壊滅的な被害を受けました。そして内陸部の旧迫川右岸土地改良区館内の農業用施設も、沿岸部ほどではありませんが被害を受けています。

排水路
(水路)

 その中で、蕪栗沼下流にある、幹線排水路等の護岸が被災しており、復旧しなければなりません。農繁期に復旧工事はできませんでしたが、平成23年の農閑期の秋になり、工事が実施できる時期になりました。

二枚貝の痕跡
(水路底の泥に見える二枚貝が移動した痕跡)

 その水路底には二枚貝が生息しているため、工事前にある程度採取して別の場所に避難させておき、工事完了後に再放流することにしました。この場所は、ほ場整備事業を実施した地区ですが、水路底に土砂が堆積し、時間の経過と共に二枚貝が回復してきたものと考えられます。

二枚貝
(救出した二枚貝の一部)

 問題はとにかく水路の延長が長いことと、人手が足りないことです。稲刈りもほぼ終わった平成23年10月8日、9日、10日の三日間の早朝、二枚貝の掘り出し作業を行いました。

 目一杯作業を行いたいのですが、災害復旧やさまざまな業務をやらなければならないこともあり、このために多くの時間を割くことができませんでした。工事完了後、救出した二枚貝を再放流すれば、徐々に回復すると期待しています。


(平成24年08月27日)

水路で東北在来の淡水魚の捕獲作業を行いました

 平成23年11月上旬、昨年に引き続き、水路で東北在来の淡水魚の捕獲作業を行いました。胴長を身につけ、さで網を用いて3時間近く捕獲する作業を行いました。

 そして、在来のタナゴ類:4匹、ドジョウ:少々、ヨシノボリ類:少々の東北在来の魚が捕まりました。しかし、東北在来の魚は、数の上でも種類の上でも質量の上でも、全体の捕獲した魚の中では少数でした。捕獲する時期も悪いのですが、毎年がっかりします。


(捕獲作業中)

 他に捕獲した魚は、フナ、コイ、カネヒラ、モツゴ、タモロコ、タイリクバラタナゴ、オオクチバスでした。

 このように魚の調査、捕獲、池での復元作業などをしてきた経験から、宮城県在来のタナゴ類(ゼニタナゴ,アカヒレタビラ,マタナゴ,ヤリタナゴ)が開放水域の水路等で極端に減少した原因は、競合種であるタイリクバラタナゴとカネヒラの存在にあると思います。

カネヒラ
(捕獲した大量のカネヒラ)

 宮城県の在来タナゴと非常によく似た生活史を持つカネヒラとタイリクバラタナゴの繁殖力が強すぎるため、カネヒラやタイリクバラタナゴに駆逐されていったのだと思います。河川改修や水路改修、オオクチバスやブルーギルの放流、二枚貝の減少を主な原因とした場合、タイリクバラタナゴとカネヒラが多く繁殖している理由が説明できません。

フナや鯉、ザッコ
(捕獲したフナ・コイ・モツゴ・タモロコ・タイリクバラタナゴ等)

 沼やため池等の狭い閉鎖水域や止水域では、オオクチバスとブルーギルの放流が、沼の在来種による生態系を壊滅させる程の影響があります。これは管内のみならず、宮城県内のため池を幾つも回り、池干しに立ち会って、実感できることです。

 一方、開放水域で、ブラックバスやブルーギルがある一定以上の生息密度にならない理由は何なのか考えると、「環境の複雑さ」というものが重要なのだと思います。

オオクチバス
(捕獲したオオクチバス)


(平成24年09月07日)

シンポジウム「震災を乗り越える力強い活動」に出席してきました

 平成23年11月19日、東京海洋大学にて、NPO法人シナイモツゴ郷の会、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、ナマズの学校によって主催されたシンポジウム「震災を乗り越える力強い活動〜水辺の自然再生〜」に、当会副会長が出席してきました。

 出席した遠藤副会長曰く、「難しくて全然分からなかった。特に後半は参った。」だそうです。

 シンポジウムの冊子を読み、淡水魚保全を研究する最先端の方々と、我々土地改良や農業を営む一般の人々との間に、知識の大きな隔たりがあると感じました。

 勉強し、実践していけば、知識は身につけることもできるでしょうが、関心を持たない一般の方々に関心を持ってもらうにはどうすれば良いのか、それが一番大きな問題だと思いました。


(平成24年09月17日)

冬の田んぼとため池

 今冬は思いの外寒く、地球の温暖化どこへやらという感じです。そもそも大気中の濃度が1%にも満たないCO2の濃度に、温暖化の原因を求めるのは無理があるのではないかと考えることがあります。零下の気温や降雪が続き、田んぼは白一色、水路ため池は、分厚い氷が張る冬となりました。

 普段田んぼでエサを食べている渡り鳥は、エサを確保できる場所まで飛んで行くのでしょう。

鹿飼沼地区
(改良区管内のほ場)

 ため池へ続く雪の上には獣の足跡が残っていました。山と里を往復しているようで、たくさんの足跡が残っていました。狸や狐あたりでしょうか。人間の足跡が近くに無いので、犬ではないようです。

けものの足跡
(雪に残る獣の足跡)

 ため池はどこも凍結しています。陽当たりによって、全面凍結していたり部分凍結であったりしますが、今年は水路も凍結している所が多いと感じます。ため池の氷の上に積もった雪の上にも、獣の歩いた跡がありました。


(氷結したため池)


(平成24年09月27日)


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tel:0229-45-3950  fax:0229-45-3952
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協力・後援:旧迫川右岸土地改良区/涌谷町旧迫川右岸地域環境保全推進協議会

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